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子どもの見守りサポート強化【子ども課】
実証中

2024年度の課題解決型実証プロジェクトとして決定し、以下の内容で実証を行います。

プロジェクト

キッズガーディアンプロジェクト

目的

子どもの見守りについて、限られた人員の目視確認をデジタルの仕組みで強化して、置き去りや行方不明の予防を図る

実施期間・場所

実施期間 実施場所
令和6年12月2日(月)~令和6年12月13日(金) 刈谷市立富士松南幼児園
(刈谷市今川町山脇58番地)
令和7年1月20日(月)~令和7年1月31日(金) 刈谷市立井ケ谷幼児園

(刈谷市井ケ谷町下前田54番地)

令和7年2月10日(月)~令和7年2月21日(金) 刈谷市立富士松北幼児園
(刈谷市東境町飯島33番地)

※富士松北幼児園は令和7年2月17日(月)~2月28日(金)へ変更になりました。

実施概要

園児にGPS入りのベストを身に着けてもらい、端末(スマートフォン)により保育教諭が園児の位置や距離を把握できることで、園児の管理をサポートする。

指定エリアより離れて60秒経過すると、端末にメッセージが通知され、離れた園児の位置が確認できます。端末画面を見ると図のように園児の位置を瞬時に把握することができる。


GPS入りベスト

指定エリアから離れて、60秒間経過すると先生の端末にメッセージでお知らせ。
端末画面をみると図のように園児の位置を瞬時に把握できる。

関係者

トヨタ車体株式会社
刈谷市企画政策課、子ども課

当プロジェクトの課題背景について

要点

 

ストーリー

 

保育園における子どもの事故予防の取り組み

  • 大切な子どもの命を預かる保育教諭は日々、子どもの安全確保に注意しながら保育業務を行っています。
  • しかし、子どもが成長する過程で全てのトラブルを未然に防止することは難しく、仮にトラブルが起きても大事故にならないように予防と事故後の適切な対応を行うことが重要です。
  • このような考えで、現在、園では以下の取り組みを行っています。
  • ①事故の予防
    ささいな事故でも勉強会を開いてみんなで話し合い、現場に潜んでいる危険をあぶり出します。
  • ②事故後の適切な対応
    事故が起きた後、被害を最小限にするためにはどんな行動をすればよいか学ぶため、問題解決能力を身につける研修に参加します。

安全会議録
(月2回職員会議で話し合っています)

子どもの見守りを更に強化したい

  • このような対策をしていても、国内では毎年子どもの重大事故が発生しており、常に万全とは言い切れません。このため、保育施設を多く抱える本市ではICTの力で事故を未然防止したいと考えています。
  • まず、園外活動での見守りサポートを実現したいと考えます。
    例を挙げると、園生活では、公園にて外遊びを実施します。保育教諭は目を光らせて人数チェックを都度行いますが、色々な事が重なって置き去り行方不明が発生する危険性があります。
  • このため、GPSやBluetoothを活用し、子どもの位置情報を瞬時に把握し、子どもが遠くに離れた場合は警報音を鳴らすシステムを導入するなど、保育教諭の目視確認を補完したいと考えています。

セキュリティを更に強化したい

  • 次に、施設の不審者侵入対策を強化したいと考えています。
    例えば、毎朝の登園と夕方のお迎えの時間は、人の出入りが多く、見守りが難しい時間帯です。
    近隣市では園内に不審者が侵入するといった事案も発生しています。
  • そこで、不審者が侵入することを未然に防ぎ、不審者の存在をすぐに把握できるシステムの構築を検討しています。
  • 例えば、事前に登録した人以外が園内に侵入した場合に警報で知らせたり、入り口付近で不審な行動をしている人を検知することができるAIカメラ顔認証が組み合わさったシステムが導入できれば、抑止力や安全対策の向上につながると考えています。

こんな姿を目指しています!

  • これらの課題について、実証を通じて有効性を検証することを通しこれまで以上に安心して子どもが過ごせる施設の実現を図りたいと考えています。
  • 子どもの位置情報把握は、災害が起きた時に園舎に取り残されてないかなど、様々な機会での活用を考えています。
  • GPS等のデバイスは、子どものどこに付けると外しにくいのか、嫌がらずに取り付けやすいものは何がいいのか、確認するモニターは持ち運びやすいサイズなのか等実装に向けた視点で試してみたいと考えています。
  • 顔認証システム等の仕組みは、個人情報保護の観点も踏まえて利便性や安全性の高まるサービスを導入したいと考えています。