インフラ協調システムを活用した交通安全の注意喚起手法
実験目的
見通しの悪い交差点で移動体(自動車、自転車、歩行者等)をセンシングし、その挙動をデータ化すること及びスポット照明やサイネージにより注意喚起を行うことで、移動体の挙動がどう変化するかその傾向を把握するとともに、市民の交通安全のための効果的な注意喚起の手法を検討することを目的とした実証実験を行います。
インフラ協調システムとは、車両と道路付帯物(電灯など)のインフラが無線通信で迅速かつ適切に情報をやり取りし、事故の抑止や渋滞緩和、自動運転支援などを実現するための仕組みのことです。
実験内容
- 概要
- 住吉小学校西門前の道路灯に「センサ内蔵の照明機」と「スポット照明機」を設置し、双方を連携させることでスポット照明による注意喚起通知の効果を把握する。
- 方法
- (ア)走行車両への注意喚起
横断歩道に向かってくる車両(自動車、自転車)に対し、夜間、横断歩道近くの歩行者を検知した場合、スポット照明を点灯する。
(イ)歩行者への注意喚起
夜間、横断歩道近くの歩行者が居る場合に横断歩道に向かってくる車両(自動車、自転車)を検知し、スポット照明を点灯する。 - 評価項目
- 注意喚起実施時と未実施時における走行中の移動体の挙動をデータ化し、効果を検証する。
- 場所
- 住吉小学校西門前
- 期間
- 2023年3月14日(火曜日)~19日(日曜日)の日没から日の出まで
- 概要
- これまで実施していた公共施設連絡バス「かりまる」の車両にインフラ協調システム通信により移動体情報を通知する実験を継続するとともに、新たな取組として、ITS Connectを活用した「緊急車両接近通知システム」の実証実験も同時に行います。
ITS Connectとは、見通しが悪い交差点などにおいて、車両同士や道路に設置された路側インフラ設備との無線通信によって得られる情報をドライバーに知らせることで、運転の支援につなげるシステムのこと。
(1)インフラセンサとスポット照明の連携
(3)その他の実証実験
実施における関係者
刈谷市企画政策課、くらし安心課、都市交通課
株式会社デンソー
名鉄バス株式会社
このページに関するお問い合わせ
企画政策課
〒448-8501
刈谷市東陽町1丁目1番地
電話:0566-95-0003
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