ライフログデータを活用した総合的な高齢者支援
実証概要
【あいちデジタルヘルスプロジェクト】
「あいちデジタルヘルスプロジェクト」とは、超高齢社会の危機の克服に向けた新展開として愛知県が立ち上げたもので、デジタル技術を活用し、産学官金の連携により、「健康寿命の延伸」と「QOLの維持・向上」に貢献する各種サービス・ソリューションの創出・提供を目指す愛知県主導のプロジェクトです。
実証目的
- ①ライフログデータを取得し、健康状態及びフレイル状態を可視化する
- ②一定のリスクがあるデータについてはアラートをし、フレイル進行のリスク要因を可視化する
- ③ライフログデータを家族に共有し、見守りによるフレイル予防を促す
- ①②③を実施することで高齢者が自身の健康状態の理解を深め、意識・行動を変えることを本年度の実証の目的とする。
※フレイル…健康な状態と要介護状態の中間の段階
実証内容
【実証の流れ】
リストバンドで計測した健康データをアプリに連携することで、アプリで健康データを確認する仕組みにより、1か月間日常生活の中での健康データの測定を実施した。


実施期間
令和6年11月18日(月)~令和6年12月16日(月)
実証結果
主に下記4点の傾向が示された。
- ①身体的フレイルとアプリで計測した日常の平均歩行速度については、フレイル度合いが進むにつれて歩行速度も遅くなるという傾向がある結果がみられた。
- ②うつ状態の対象者が他と比べて少し高い哀感情割合であることがみられた。
- ③社会的フレイルのフレイル度合いが低い人ほど、多様な人間関係の方と会話及び文章のやり取りをしているという傾向がみられた。
- ④身体的フレイル及び社会的フレイルと平均睡眠満足度との傾向をみたところ、どちらとも健康な人ほど睡眠満足度が高いという傾向がみられた。
※身体的フレイル…動く・食べるなどの日常生活を営むために必要な身体能力が衰えてしまうこと
※社会的フレイル…外出減少や独居などにより社会とのつながりが希薄になること
実証における関係者
愛知県
ソフトバンク株式会社
刈谷市
国立長寿医療研究センター
このページに関するお問い合わせ
企画政策課
〒448-8501
刈谷市東陽町1丁目1番地
電話:0566-95-0003
企画政策課
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